アンモナイトの目覚めのみみずくのレビュー・感想・評価

素晴らしい同性愛映画を見るたびにぐっと惹きつけられるのは、ふたりがジェンダーも常識も何もかも超えて心が繋がる瞬間の描き方だと思う。
あの、海岸で大きな化石を泥まみれになって掘り起こして、ふたりで木板に載せて運ぶシーン。身体に触れるでもなく、素肌を見るでもなく、ふたりに特別な何かがあることを言葉なしで確かめ合う奇跡的な瞬間。すごく温かくて、官能的で、羨ましくなってしまった。