しもんぬ

パリ、夜の医者のしもんぬのレビュー・感想・評価

パリ、夜の医者(2020年製作の映画)
3.6
夜間診療医のヴァンサン・マケーニュが人の好さに付け込まれて、麻薬鎮痛薬に纏わる怪しいビジネスに引きずり込まれてゆく――長い長い一夜の転落劇から、観る側に人生訓を感じ取らせるような映画。

中盤で車内に投げ込まれた注射器とラストのシーンは、ミカエルみたいな自分の生活をマネジメントできない男と麻薬依存者を重ねるメタファーになってたと思う。いとこの男があの状況のなか誕生日パーティー開いてた時点で、家庭を持つ男としてはもっと早くに"何か"を感じて一線を引いて付き合えてないとダメだと思った。
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