冒頭からずっと「死」を感じさせながら同時に
エルトン・ジョンのMVのような、
「80年代の欧州リゾート地の夏」みたいなPOPな雰囲気…。
音楽とファッションが効いてた。
「君の名前で…」はラブストーリー(少女漫画的)だったけど
こちらは「想い」のやりとりが少なく
むしろなんか、常にサスペンス感ある。
あまり恋愛要素ない、というか…。
あと、クラブの演出があまりにドラン。
謎ダンスは「永遠に僕の物」を思い出した。
いきなりセクハラかますオカンと
父を亡くして闇を抱えてるか何か知らんけど、クズ息子。
(イケメン設定なの?)
明らかにヤバめな顎母子。
警戒してたクセに、なんで惹かれたのか全く分からんけど
ちょい年上の「ワル」に惹かれるの、世界の真理…
ケイトの言う通り
「顔(好みは人それぞれ)と身体に堕ちて
彼の中身を理想で作ってた」んでしょうね。
若人あるある
そして最後。ええーー!!??
その切り替えの早さ!
むしろ、ティーンらしくて良い。(笑)
無茶な運転のバイクの後ろに乗って
「あ、この景色一生忘れない」&「一緒に死ぬかも」みたいな
謎の高揚と吊り橋現象?ホントあるある。
命預けてるので、かなり相手を美化してしまう。
まぁ大人になったら、消息さえ知らないんだけど…
そんな10代の夏メモリーを閉じ込めた感じの映画でした。
ところで、「墓の上で踊る」真意は?