このレビューはネタバレを含みます
幻だと言われればそうかもしれないと納得してしまうような恋を追いかけていた ダヴィドの一挙一動に振り回されていたアレックスは人生でいちばんの6週間を過ごしたんだろうな 傷はまだ癒えていなくても、書くことで自分と向き合って前に進もうとする終わり方で良かった
死生観に興味があったという発言は死に向き合う経験をしたことがないからで、好奇心に近い気持ちだったんじゃないかと思う 「ダヴィドが死んだ」、簡潔だけれど重みのあるセリフだった
恍惚さを醸し出す彼らの表情も、今にも海の匂いが漂いそうな風景も、映像が本当に美しかった 美しすぎて無くなっちゃいそう
音楽とモノローグもすごく良い 2回のsailing! 1回目はディスコで、2回目はクライマックスの墓で どちらも最高なタイミングでかかってやられた