こう

Summer of 85のこうのネタバレレビュー・内容・結末

Summer of 85(2020年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

『8人の女たち』でフランソワ・オゾン監督の作品が気になった。やはり余韻が残る。

「どちらかが先に死んだら相手の墓の上で踊る」

聖人のような遊び人。そんな相手に惚れてしまったらもう後戻りはできない。理解し難い口約束にすがりたくなるほど愛していた…と思い込んでいた。

「理想の彼に恋していただけ」

思春期ならではの疾走感と危うさ。
白か黒かだけでは表現し難い人間関係。

人生は起承転結では終わらない。終わったと思ったらまたらそこから始まる。転んだ相手を起こしたつもりが起こしてもらっていた。憎かった相手に救われる。縁は常に巡っている。
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