このレビューはネタバレを含みます
いい意味で、「普通の」初めての恋愛の話だと私は捉えた 死が関わっているけれど
ケイトの言った、顔と体が理想通りだったからって心までも理想通りだと貴方は思っていたのよ、貴方は幻想に恋してたのよ、という趣旨のセリフが、腑に落ちた
最後、アレックスが意外とあっさりと(ある程度苦しんでいたからあっさりとではないけれど)、次へと進んでいくところも、いい意味でこの恋を誇張せず、普遍的な恋を思わせているようで、私はこの映画に好感を持てた
墓の上で踊ってくれと、あんなに真剣に誓わせたダヴィドのことは私はあまり理解できていなくて。それはやはりお父さんが死んだことから得たダヴィドなりの哲学なのかな。
アレックスが元々死に惹かれていた、というところの伏線回収というか、それがどうこの恋とダヴィドの死に影響しているのかが、あまりまだ理解できていない
あとケイトがアレックスの部屋で最後大きいキスをし、部屋を足早に去っていったこと、あのキスの意味やニュアンスもわからなかった 国と文化の違いから、キスやスキンシップの重みがどれくらいなのか判りかねなくて少し悲しい
あと裁判の最後でケイトが早々に出ていき、それを追いかけなかったアレックスも、どういう心情だったのか私にはまだわかっていなくて、モヤモヤしている
主役の俳優、顔綺麗だったな。