アルコールと人生賛歌に満ちたヒューマン・ドラマ。
監督はトマス・ヴィンターベア。
原題: Druk、
(英) Another Round (2020)
デンマークのコペンハーゲン。
高校教師のマーティン(マッツ・ミケルセン)は、学校では授業のうけが悪く、家では妻や子どもたちと心がすれ違う日々。
同僚3人との夕食中、“人間の血中アルコール濃度は0.05%が最適で、0.05%に保つと想像力がみなぎりやる気が出て人生が前向きになる”というノルウェーの哲学者の理論(?)が話題になり、4人は実証実験を開始する。
朝から酒を飲み続け酔っぱらい効果で授業も私生活も充実するが、案の定、アルコール濃度を限界まで上げてしまう。
"社会的生活に支障が生じ、アルコール依存症になる恐れ"が生じ、実験を終了する。
だが、物語はここで終わらない…。
「青春とは。夢である。
愛とは。夢の中のものである。-キルケゴールー」
「大事なことは、失敗の後に自分の不完全さを認めること。他者と人生を愛するために」
「私たちの愛する世界。たとえ、苦悩や争いが絶えなくても、この地球は美しく輝いている。創造されたときと同じように」
「誰が何と言おうと人生は最高。大丈夫。気にするな。好きに生きればいい」
"デンマークでは、酒類の購入は16歳以上に認められている"
お酒好きは、ダンスと音楽にも酔いしれるかも。