slow

アナザーラウンドのslowのネタバレレビュー・内容・結末

アナザーラウンド(2020年製作の映画)
-

このレビューはネタバレを含みます

これはデンマーク人(監督)の、開き直りというか、そんな風に感じた。お国柄ということで済ませていいのだろうか。劇中の言葉通りデンマーク人は酒飲みが多い国なのだそうで、もう良くも悪くもわたしたちは飲まなきゃやってられないのよって言う映画だったのかなと(お酒好きな方にとっては共感できるシーンもけっこうあったのかもしれない)。始まってしまえば展開は想像がついてしまうし、中盤はダレてしまった。これマッツじゃなかったら最後まで引っ張れなかったのでは。何よりラストもいまいち盛り上がらなかったのではないかな。コメディ映画としても観られなかったのは、大好きな北欧映画故か(逆効果)。ドグマ95の名残りかなと思わせる撮影も、暗さに拍車をかけていたように見えた。そして、結局物語の答えがどっちなのかもちょっとわからずモヤモヤ。そういう諸々含めて、最初に書いたように解釈することに。個人的にはマッツとマリア・ボネヴィーが大好きなので、それだけである程度満足できてしまったところはあるし、音楽とラストの祝祭感のみで評価すれば最高に好きだった。
slow

slow