しばしば言われるのは「人生を狂わせるのは金💰酒🍻女👱♀️」。
この話は酒🍻を巡る話。
最後のマッツ・ミケルセンのダンスと、そのときに流れる音楽がとても印象的で今でも思い出せる。
日本では憂さ晴らしのためだったり、何かを忘れるため(現実逃避のため)に飲むという人が多いけれど、なんと酒が入ったほうがベストパフォーマンスになるから飲むっていうのが、いかにも中身がカラッポで笑える。
でも、実際のところちょっと酒が入っている方がなぜか調子が良くなるという結果を迎えることとなり、さらに飲酒がエスカレートしてしまう。
かつてとある演出家が話していたけれど、酔っ払っている演技をさせるためには、酔っ払っているんだけど「自分は正気だ」と思い込む演技をさせるんだそう。
つまりちょっと酒が入っている方が「正気に見せないと」と普段使わない神経を使って逆にまともになるのかもしれない。
しかし養命酒というものがあるように、酒は人を生かすこともできるし殺すこともできる。ちょっとしたタイミングの違いでどうとでもなる。
「このままではいけない」と説得してくれた親友の運命を知るととてもつらくなる。
が、結局この馬鹿げた実験とて「そんなバカなー」的なノリで始めたものなので、なんとなく「ドンマイ」で終わらせようとしている感じがして妙に冷たく感じられたけれど、案外人間ってこんなものなのかもしれない。