このレビューはネタバレを含みます
ほろ酔い状態での仕事の効率性UP。
グラント将軍・チャーチル・ヘミングウェイのようにかつての偉人である政治家や文化人は酒の潜在性を主張していた。適度に酒を飲むことでアルコール度数を制御していた筈が、知らぬうちに酒の方に呑み込まれしまう。所謂コントロールする側とされる側が入れ替える、無自覚にも中毒性を引き起こしてしまう酒の恐ろしさを学んだ。飲み過ぎの結果、妻や友人との別れに繋がり、教訓的な映画であった。
ただ、この作品は完全に酒を否定しているわけでなく、最後のマーティンの踊るシーンから酒を良い塩梅で飲むことが最も大切だと解釈した。もしくは、酒など全く関係なく結局に自分次第の選択で人生が決まることを伝えたかったのだろうか。
とにかく、マッツ・ミケルセンのイケおじ感が半端なかった。
*美味しそうなお酒達と注ぐ音がASMR