冒頭、故郷とはずっといても良い、安心して暮らしていける場所
みたいなナレーションが入りもうそこで心掴まれました。胸が熱くなりました。
ボキャブラリーが貧困なので、もう上手く書けないですけど、感動しました。
アフガニスタンから脱出した時のことをインタビュー形式でアニメーションで表現した斬新な手法でした。
安全を守るためにアニメにしたという、まずもってそこから優しさが感じられますよね。
だって、ドキュメンタリーとしてインタビューまんまの方が楽なはずなのに。
主人公のアミンは監督とは大学で知り合った友人のよう。当時は全く語らなかった悲惨な過去を語るその声に、その悲しみがアニメながらひしひしと伝わって来ました。
語ることすら怖かった。
過酷で悲惨な体験をして来たアミン。難民になるまでの道のりは長く険しく、家族と一緒にも行けないという大変さ。
そしてアフガニスタンでは、ゲイが認められていないということからその悩みも心に隠していたんですね。
難民になるまでの物語だけでなく人としての幸せとかそんなところまで描いていて、本当に素晴らしい作品でした。
またアニメーションで描かれているからこれは子供が観ても分かりやすく、入りやすいんじゃないかと、そこも良く出来た作品だと思いました。
字幕が読めれば若い人にも観て欲しい。
中学生とか、高校生ももちろん。
「牛久」や「マイスモールランド」で難民問題に、ついて知ることが出来ましたが、さらに他国の状況を知って、日本の課題の多さも感じました。
LGBTQに関しても。
想像以上に良かった。
ドキュメンタリー苦手な方もこれは見やすいし、おススメです。