このレビューはネタバレを含みます
難民であること。
同性愛者であること。
2つの秘密を抱え、本当の自分ではない他の誰かの人生を演じて生きていかなければいけない苦しみと悲しみがすごく伝わりました。
アニメーションで展開されるので、このあまりにヒドい話は架空のモノじゃないのか?と願いまじりに時折思ったりもしますが、間に挟まれる実写映像によってこの話が現実であることに気づかされ引き戻され悲しくなります。
ラストらへんの同性愛者であることを家族に受け入れられるシーン、パートナーから「これからの人生を満たしていこう」と言ってもらえるシーンは、今までの大変な苦難を諦めずに乗り越えてきて本当に良かった、また救われたシーンで感動しました。