カズザク17

名も無き世界のエンドロールのカズザク17のレビュー・感想・評価

4.0
過去と現在を、行ったり来たりしながら物語が進む。「花火」「押ボタン」「犬」「事故」「忘れない」等…幾つかのキーワードが出てきて、最後に全てが繋がりパズルが完成する。
前半の、闇の世界に足を踏み入れる過程が、かなり無理矢理で急展開、何が?なんで?となる。後半は、過去と現在が、幾つかのキーワードで結び付き、クリスマスの夜の「プロポーズ大作戦」の本当の目的が明らかになる。最後は、10年越しの「冬の打ち上げ花火」とともに、本当の目的を達成させる。でも、幸せになる人が誰もいない、残された人には虚しさ・切なさ・苦しみだけが残る、胸が締め付けられる映画だった。