風来のリヨナ

マジック・ワールド ビーストと闇の支配者の風来のリヨナのレビュー・感想・評価

1.2
/^o^\フッジッサーン

ここは友好的な魔物たちの末裔が人間に紛れて暮らしている世界。この度、魔法学園入学のためにクライルスフェルデンという街に引っ越してきたのは、吸血鬼ブラッドくん。
入学式にて”血が苦手”という致命的な弱点が判明し、速攻落ちこぼれの烙印を押されちゃったけど、似たような奴が後2人…なんのかんの3人でつるむようになるが、ひょんなことから世界の危機に立ち向かうことに…みたいな。

落ちこぼれ三人組が世界の危機を救うために奮闘する魔物系キッズファンタジーのドイツ選手!…これは…久しぶりに…苦闘、戦いでした。傷は未だに癒えておらず病床から立ち上がれません。右目は失明した。

開幕の10分くらいはダイアゴン横丁過ぎる街並みなどで良い感じのワクワク感だったのですが、この映画が優しいのはそこまでです。笑顔を振り撒きつつ、その実、お前の喉笛しか見ていなかったのです。

一度も授業を行わない魔法学園…人類と共存していると言うベースがありつつそもそも魔物の街なので人間がゼロ…魔物は渋谷ハロウィンクオリティ…三人組と敵の魅力ゼロ…話の芯の掴めなさ…分からないギャグ…何故かドイツ語ではなく下手過ぎる英語の吹き替え…ビーストってなに…

面白くなる要素しかないのに生きている設定の方が珍しく、ほぼほぼ全ての設定が無惨にもその死体で山を築いています。さながら爪先から1ミリずつ魂の肉を削ぎ取られるような非常にジワジワとした苦痛で、本当にず〜〜〜っと薄っすらキツい。毒。ダークソウルくらいの毒です。ふと体力に目をやると意外と減ってる奴です。毒紫の苔玉。

個人的に気に入ったのは、手鏡デバイスです。
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