風速七十五米(メートル)を配信している動画配信サービス

『風速七十五米(メートル)』の
動画配信サービス情報をご紹介!視聴する方法はある?

風速七十五米(メートル)
動画配信は2024年5月時点の情報です。最新の配信状況は各サイトにてご確認ください。
本ページには動画配信サービスのプロモーションが含まれています。
目次

風速七十五米(メートル)が配信されているサービス一覧

風速七十五米(メートル)が配信されていないサービス一覧

Prime Video
U-NEXT
DMM TV
Rakuten TV
FOD
TELASA
Lemino
ABEMA
dアニメストア
Hulu
Netflix
クランクイン!ビデオ
JAIHO
ザ・シネマメンバーズ
スターチャンネルEX
みるアジア
WOWOWオンデマンド

『風速七十五米(メートル)』に投稿された感想・評価

購入したDVDで鑑賞。

【あらすじ】
「台風記者」田村は、銀座に林立するネオン広告塔に危機感を抱く。しかし彼の旧友である木谷は、東洋一の巨大ネオン建設に関わることとなる。そんな中、観測史上最大の超弩級台風が東京に迫っていた…。

 「台風襲来」の言葉を聞いて密かにワクワクする人は、今も昔もいることだろう。かく言う僕がそうである。そんなボンクラたちの夢が詰まった映画が、『風速七十五米』だ。監督は『大怪獣決闘 ガメラ対バルゴン』(1966)を手掛けた田中重雄。特撮担当の築地米三郎は、後に『大群獣ネズラ』(未制作)にも関わった。まさに大映特撮の一大企画。夢の国産ディザスター映画である。
 ネオン輝く東京を襲う台風12号は、伊勢湾台風を凌ぐ超大型。発生場所は太平洋トラック島(現チューク諸島)近海。これが非常に興味深い。トラック島と言えば、かつて帝国海軍の一大拠点が建設された場所。一方日本では旅館の女中(町田博子)が「トラックなんて島があるんですねぇ」と呑気に語る。彼女は戦争を忘れたようだ。そんな日本で台風12号は(意図的で無いにせよ)都市部の光を破壊しつくした。この光景に見覚えはないだろうか? そう、『ゴジラ』(1954)だ。戦争を忘れて栄えた東京を、戦没者の無念を背負ったゴジラが再び火の海に沈める。この構図を大映は、台風に変えて撮ったのだ。つまりこれは怪獣映画だ。
 吹き飛ばされる巨大ネオン看板。高潮に飲まれる勝鬨橋。銀座、有楽町も流された。残念ながらカットされたが、「強風でへし折られるテレビ塔」なんてシーンもあったそうだ。空想科学は夢物語。オキシジェンデストロイヤー無き世界では、夢も希望もメチャメチャに破壊されるのみ。人類が未だ遭遇しない怪獣とは異なり、いつ現れてもおかしくない超大型台風だからこそ、破壊描写には背筋の凍る思いがする。
 ただ嘘は言いたくないので正直に書こう。大迫力の台風襲来シーン、終盤約8分ほどしかない。ディザスター狙いで観ると痛い目に遭う。1時間以上ずーーっとネオンを建てるだ建てないだの争いが続く。でも良いんだ。台風のことになると熱くなる宇津井健の熱血記者っぷり好きだし!田宮二郎めちゃカッコよかったし! 何より短いながらも特撮の完成度は凄く高かった!! ただ、ただなぁ…もうちょい特撮観たかったなぁ
田中重雄監督×宇津井健&田宮二郎主演の大映スペクタクル。新聞記者の田村は、東京の防災対策に警鐘を鳴らしている熱血漢。田村の大学時代の友人・丸山照子の父が社長を務める丸高組が入札、施工した巨大ネオン塔が銀座に完成。点灯披露パーティーの夜、設計士の山口と現場監督の浅沼は、何者かに銃撃され、ネオン塔を爆破される事件に遭遇する。田村は、入札時のライバル会社・名古屋の遠藤組が陰で糸を引いているのではないかと疑うが、確証はない。ネオン塔の修理工事を進める中、照子は田村と共に仲の良かった大学時代の友人・木谷と、7年ぶりに再会する。田村も呼び出して、3人は久々に酒を呑み交わす。木谷は、暁産業という万屋で常務をしているというが…。
本作の4年前に起きた伊勢湾台風は、まさに風速75メートル規模で、明治以降の自然災害では、95年の阪神淡路大震災まで、最大の犠牲者数でした。その4年後にこのような娯楽作品が作られるなんて…オープニングでは実際の伊勢湾台風の映像まで使用…現代では不謹慎と叩かれそうです。この頃の特撮映画あるあるだけど、クライマックスを期待させるところが、楽しみでもあり、じれったい。このドラマパートがくだらないと、耐えられず早送り、なんてことになります。
本作は、スター俳優3人の友情と、三角関係のもつれが同時進行で描かれますが、ツッコミどころ満載なので、退屈はしませんでした。複雑な過去、立場があり、葛藤する木谷は唯一丁寧に描かれている感じ。アホ過ぎるヒロインは、いかにも世間知らずなお嬢さんで、父亡き後は失策を連発して、まさに人災。熱血漢な田村ですが、言動はブレブレで肝心な時に役立たず。まるで狂言回しな立ち位置で、かっこよくない。ご都合主義で、無理のあるつじつま合わせを感じますが、比較的テンポ良く、無事クライマックス?銀座を未曾有の台風が襲いかかるミニチュア特撮シーン!有楽町の日劇や朝日新聞社、ペコちゃんの看板等々、崩壊しまくる映像はなかなか見応えあります。いかにもこの時代の大映B級映画っぽく、それなりに楽しめました。
後に大映ドラマでも大活躍した宇津井健は、新東宝倒産後移籍してきました。はっきり言って芝居は大根だと思います。しかもこの頃太ってるのか?ずんぐりむっくりのまん丸顔で汗かきまくり。対する田宮二郎がスタイル抜群なだけに、お気の毒な感じです。田宮に関しては、本作はハマり役で言うことなし。単なるワルでなく、バックボーンがあり、そこを芝居でもうまく表現されてます。アクションもキレキレで、カッコいい。ヒロインは叶順子。作品によっては?ってビジュアルでしたが、今回はまずまず。ポスト若尾文子の代表的存在でしたけど、眼の病気でこれがラスト作品。残念だけど、大映ではこれ以上の待遇は難しそうだったし、良かったのではないかと思います。
別に台風で危ないのはネオンに限らないだろという宇津井の謎論…そのアイデア、ビジュアル優先で組み立てられたであろう映画のいびつさ自体が面白い、一方ネオン推しの割には白黒という

工事にまつわる争い、友情色恋と、リアルな台風の危機の絡む様相に何かの寓意を見出そうとしたが…台風の猛威で東京もめちゃくちゃになり、しょせん人間なんて…という無情感を見出すのがせいぜいだったが、ラストに至っても宇津井健が台風は人災だ!などと尚更マジになって主張するので、もうちょっと深い映画であるという夢を持たせてくれや!と体から力が抜けてしまう。

『風速七十五米(メートル)』に似ている作品

第三次世界大戦 四十一時間の恐怖

製作国:

上映時間:

77分

配給:

  • 東映
3.1

あらすじ

15年前に広島に投下された原子爆弾の生々しい記録映画を見た高校生の茂夫たち。国内に外国の基地を持つ日本に、再びこの惨劇が巻き起こるかもしれない。不安と恐怖を覚えた茂夫たちは、発動機船で日本…

>>続きを読む

宇宙人東京に現わる

製作国:

上映時間:

87分

配給:

  • KADOKAWA
3.2

あらすじ

城北天文台の助手・磯部は、ある晩、不思議な形をした謎の発光体を発見する。やがて、世界中でUFOが目撃され、ヒトデ型の宇宙人・パイラ人が東京を襲う。さらに、死の惑星・Rが地球に接近。人類の危…

>>続きを読む

釈迦

製作国:

上映時間:

157分

ジャンル:

配給:

  • KADOKAWA
3.2

あらすじ

インド北方にある国の王子として生まれた仏陀。武芸大会で従兄を破り王女と結婚した仏陀は何不自由ない暮らしを送るも、次第に貧しく虐げられた人々との違いに苦悩するように。やがて彼は心の平安と人生…

>>続きを読む

解散式

製作国:

上映時間:

93分

ジャンル:

配給:

  • 東映
3.4

あらすじ

関東三和会の解散から2年。服役していた三和会系小滝組の元幹部・沢木隆三が出所した。元組長・島村の元を訪ねた沢木は、表向き解散した各組の間に静かな対立の兆しを感じ取る。やがて三和会の悪行を知…

>>続きを読む

暁の追跡

製作国:

上映時間:

93分

ジャンル:

3.2

あらすじ

石川巡査の過失によって、ある事件の犯人が自殺してしまった。だがその背後には大きな麻薬組織が関係していたことがわかる。悪に抵抗できない自分自身を目の当たりにし、石川は警察官として、人間として…

>>続きを読む