Holden

スパイの妻のHoldenのレビュー・感想・評価

スパイの妻(2020年製作の映画)
5.0
お昼すぎ、赤いきつねとコーラと一緒にNHKでやっていた映画を見て録画したものを鑑賞

公開当初観たかったけど観にいけず楽しみにしていた作品

ベスト映画に入るかもしれない映画。
黒沢清監督2本目
クリーピーがもう意味不明すぎたから、この作品は逆にスッキリしすぎて怖い笑笑
この監督は東出昌大と笹野さん好きなのかな笑笑


捕まった時憲兵と一緒に観たビデオを観た後、聡子は「お見事です」と言う。
このお見事ってどう言うことだろう。
①もしこれが密告内容のビデオだった場合→聡子は売国奴として死罪→それをしないために、優作は聡子に自作映画のフィルムを持たせた(敵(憲兵)を騙すならまずは味方(聡子)から)
②優作は本当に聡子を信用しておらず、ただの駒として使った。聡子を密告した人物=優作の場合、船に憲兵の注意を引き寄せその隙に自分は上海へ渡る。

どっちだろう....

私は狂っていないけど狂ってる。
私は狂っていないと言うのは、日本軍が行った被虐な行為を告白すると言う「人間、人道的」という意味で狂っていない。
しかし、日本人として国を売るような行為は狂っている。

そういえば、聡子は悲劇をフィルム上でし見てなかったんだよね。でも、病院で空襲に遭い阿鼻叫喚図を見て「これが優作さんの見たものか」ってなったんだろう。

車の演出お見事です。
密告者はやっぱり優作かな...

2022年4本目/100
Holden

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