たわらさん

スパイの妻のたわらさんのレビュー・感想・評価

スパイの妻(2020年製作の映画)
3.7
聡子の「狂ってないことが狂っている」に集約されるように、軒並み登場する人物と組織が暴力へと突き進む戦前の時代性に恐怖が潜んでいる。黒沢清作品の中では珍しい筋道が綺麗な歴史ものだが、黒沢清作品に潜む歪な精神性は継承されている。
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