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スパイの妻のmiのレビュー・感想・評価

スパイの妻(2020年製作の映画)
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お正月のNHKドラマ感があって入りこめなかったけど映画というか映像記録のもつ力についての映画なんだなとはかろうじて、、リュミエールの工場の出口に始まり、チェス盤とかスクリーンに触る場面とかはベルイマンっぽいし、ラストシーンの海岸はフェリーニの『甘い生活』か『道』だなあと思った でも女主人公のキャラクター造形に関しては無責任で子供っぽいのに一人前に被害者ぶっている、という印象が抜けなかったし蒼井優の甲高い話し方にもなじめなかった 黒沢清の女性ってなんか決定的に「弱い」よなあという印象が強まった あとブルジョワの話とはいえこの時代の既婚女性が髪下ろして毎日洋装ってそんなにないように思うのだけど 「職業婦人」とかももう言わなくないか?精神病者の描き方とかもちょっと雑くてやだね〜と思ってしまったわよ
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