蒼井優さんと高橋一生さんどちらも演技がよかった。
夫役の高橋一生さんは心の中身が読めない演技だったのでガチのスパイだったのか、ただ正義に陶酔していただけなのかが最後まで分からなかったところが上手でした。
蒼井優さんは夫と共に生きていきたいという願望からくる「したたかさ」が偏執的で少し怖かった。
頭がいいから頭では夫との関係を理解しているのだろうけれど理性が保てないんだろうね。
そこらへんの演技が時代背景に合わせてたのもあってすごかったな。
でも最後スパイの妻だったのかもしれない彼女は夫と無事に再会できたのだろうか?
夫のことを「お見事です」って言ってたから心の底では彼女は全て納得しつつ分かっていたのかもしれない。
でも中盤の展開で甥っ子があんな酷い拷問に耐えてたくらいだからスパイなんじゃないのって疑いたくなる。
正義感だけで拷問なんて耐えられるのかなとか思うし、あやふやなさじ加減も相まって夫がスパイだったのか私には最後まで結局分からなかった。