このレビューはネタバレを含みます
2020-**
Filmarksオンライン試写会
よかった
演劇みたい、というレビューがあったがそうかも
ほぼ3人劇。極端に言えばこの3人でほぼ物語が成り立っているので超低予算で作ったとしても面白かったと思う
家政婦や会社の風景、憲兵などの演出と、セリフは確かに多いが含ませる(分かりやすいが)部分もあり、充分映画として成り立っていると思った。私は映画として全く違和感がなかった
3人、特に主演二人の演技が素晴らしくて、逆に言えばこの3人でないとオオコケしてたんじゃない?ってくらい
とにかく画面じゃなくて人に迫力があり見応えがあった
-------- ネタバレかもしれない感想 -------
・この時代だからなのかわからないけど「女性の男性に対する愛」が全く理解できないので、聡子が180°転換して冷酷に夫を助ける展開はついていけなかった
・レビューで結構あったが、渡航計画の顛末が予想できたって人は凄いなと思ったw
この映画には、それまでにそういう素振りがなかったので
・内容としては簡単で貿易会社の社長と妻と正義感と幼なじみの憲兵と夫の謎の野望って感じ
・日本の戦時中映画としては異端か。戦争感は俺には感じられなかった
(正確には第二次大戦前の話がほとんどだが)
・所々に甘い演出があり、ちょっと気を削がれる感じもあった
(憲兵の対応とか爆撃後に轟音もなにもないのに外に出ると焼け野原とか)
・しかしそれらを踏まえても見応えある映画でした