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Thuppakki(原題)のfieldのネタバレレビュー・内容・結末

Thuppakki(原題)(2012年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

追加された!メモしといて良かった。ヴィジャイさんのアクションスリラーなタミル映画。

ムンバイへ向かう列車の故障中に同僚と力比べ、初っ端から自然豊かなロケで軍服を着たダンス。
無事に家族と合流してお見合いするもお淑やかで好まず元々乗る気では無かったため見送った矢先ボクシング観戦でリング上にまさかの見合相手。スポーツ万能で父も殴るほど活発だったニシャーを見て急に恋心を抱く軍人のジャグディーシュ、やっぱりカージョルさんは強気な女性が似合う。
ムンバイでのバス爆破テロで犯人を捕まえたにも関わらず再び逃走、密かに捕まえ縛り上げ逃走の手助けしたセキュリティーの名を聞き出し、テロ事件の糸口を探るジャグディーシュ。ただの軍人ではなくDIAの諜報部員。
テロ決行日、魚を泳がせ標的を始末する。結婚式に集まった同僚らをゲームの名目でチームを組み進める作戦は見応えあるかな。テロを防がれ弟も犠牲になったリーダー格との直接対決、同僚らを狙われるシリアスな表情が多いヴィジャイさん。基本は閃きタイプで押入れに犯人隠す癖がある。

情報から人物像、結婚式の写真から参加した同僚を割り出しジャグディーシュの妹までも拐う犯人たち。このクールなリーダー格のジャームワールさん、賢さや冷酷さも滲み出ててヒンディー圏の方らしいがモデル系で存在感がある。ゲーム感のある電話でのやり取りをメインに単身乗り込む。アクションは少なめだったものの船上での対決や爆破、シリアスな中でもエンタメは忘れてない。途中、飼い犬が活躍するのは意外だった。

逆プロポーズに近いニシャーとのラブコメゾーンは上司を相手についつい軍人気質が出てしまう所は面白いな。利き手とは逆でスマホかざす仕草もなんなんだ。途中挟まれるラブコメがシリアスになり過ぎず、丁度良い塩梅かも。
メッセージ性はあまり無いが軍人一人一人に家族がいて離れがたさを胸に、国を守る人々への敬意がエンディングに詰まってる。ヴィジャイさんの可愛さを封印しクールにした作品は少し新鮮だ。歌やダンスは基本は都会的、冒頭だけ好みかな。
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