クリムゾンキング

スネーキーモンキー/蛇拳のクリムゾンキングのネタバレレビュー・内容・結末

スネーキーモンキー/蛇拳(1976年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

カンフー道場に置いてもらっているみなしご青年のチェン・フーは師範代からいじめられる毎日。ある時浮浪者のおじいちゃんを助けたことから伝説の「蛇拳」を習うことになる。

茶碗最強伝説。

冒頭からいきなりカンフー。本当に「タンメンはねえ!(古い)」のノリでカンフーが始まる。
カンフーも昨今のリアル志向のものではなく演舞というか型のイメージ、とは言え我らがユエン・ウーピンとジャッキー・チェン。驚異的な身体能力でカンフーが始まれば見入ってしまう。

茶碗を取るシーンなどしなやかさとテンポの良さで食い入るように見てしまう。

ラストもちゃんと「熱いお茶は飲まない」の伏線を回収した終わり方だし、新しい型の名前をつけたりして、多分自分が小学生の時にこの作品に出会ってたら翌日友達と一緒に映画の真似をしてただろうな、という感じで好きな終わり方だった。

あと足捌きを練習する時に流れたイタリアン・プログレみたいな曲が、ずっと「幽玄道士」用に作られたスコアだと思ってたので、まさかフランスのキーボーディスト(モーリス・ジャールの息子)のOxygene Part.2という曲だったと知った時は別の意味で驚いた。