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スネーキーモンキー/蛇拳のcinemakinoriのレビュー・感想・評価

スネーキーモンキー/蛇拳(1976年製作の映画)
3.7



“その型は蛇拳ではないな、なんの型だ”

“猫崩しだ!”




小学生の頃、この【拳シリーズ】を毎日のように繰り返し観ては真似をしていた事を思い出す。
お陰様でバック転もバック宙も倒立も体育の授業で見本にさせられるまでになってしまった程で、私にとっては機械体操教材のような作品群とともに、映画の素晴らしさを学んだシリーズと言っても良いかも知れない。
因みに、格闘技の素晴らしさを学んだのはブルース・リーの【ドラゴンシリーズ】


蛇拳、酔拳、笑拳、、、どれも本当に隅々まで良く覚えてる。
40年ぶりくらいに観たが、この蛇拳のヴィラン役は完全に【ドラゴンボール】の“桃白白”と【バーチャファイター】の“ラウ・チェン”の元キャラだったんだ〜と再発見!!
改めて観てもやっぱりこのシリーズはイイなぁ〜♬
コミカル功夫の醍醐味が満載だし、何より師匠役のユエン・シャオティエン無くしてこのシリーズは成立しないよね!
確かこの蛇拳の監督が氏の息子だった気がするが、、、ちがう?
前述のバーチャファイターでも酔拳の使い手“舜帝”のモデルになったのは言わずもがな。
色んな意味で、後世の格闘技サブカルチャーへ大きな影響を与えている事は間違いない。


我々世代は特にジャッキー作品はたまに無性に観たくなる人が多いのでは?
中でも初期の【拳シリーズ】から【バトルクリークブロー】辺りまでを好む人と、【プロジェクトA】から【サンダーアーム】辺りまでの全盛期を好む人と二分されるのかな!?


私個人的には【ベストキッド】や【ザ・フォーリナー】のジャッキーも結構すこ。
数十年の年輪が凝縮され尽くされた貫禄と落ち着きが感慨深く心に沁みる。
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