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スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバースのKのレビュー・感想・評価

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2023年時点で『スパイダーマン』という虚構の物語は資本主義という宗教が生み出したmemeの最高傑作なのでは!?!?!?
メンタルヘルス!!
究極の敵は自分自身だということ。
己の心の内面にある理想の世界と他者に影響される世界の狭間で起こるギャップに惑わされることなく問題に向き合い成長し前に進むことが大事なのだと、そう思いました。
マイルス=HIPHOPとして、現代のポップシーンの最先端にある音楽の歴史とその可能性を探る物語として観るのもまた一興だった。
常にビートがバックで流れていて場面の展開に合わせて音楽が自然と盛り上がっていき、見せ場のタイミングでボーカル突っ込んでくるあの感じが、パタポンとかMGR遊んでる時の気持ち良さで多幸🙏🌈
インスト曲どれもエグすぎて途中トランス入ったね。
一発聴いただけで、どのキャラクターの為の音楽なのかが理解できちゃうくらいには音から感情や情景が伝わってくるから、余計な説明を言葉でしなくても済んじゃってるもん。
とにかく楽しすぎる。体感している感が個人的にディズニーランド超えだった。

作品からぶつけられる情報量がハンパないせいで途中から無量空処状態でした。
スパイダーマンという概念の外面からマスクの内側まで丁寧にほじくり回して、その臓物まで徹底的に覗いていくと、そこにな人間が経験しうるありとあらゆる感覚や感情が織り込まれてるんやなって。
誰もが共感できる普遍的なテーマを詰め込みまくってひとつの壮大な物語として繋ぎ合わせていく脚本の凄まじさよ…
それをアシストする音楽のクオリティとえげつねぇ。
スポット君にはなんとかして幸せになって欲しい…
坂本慎太郎の「できれば愛を」って曲を聴いてみてください。スポット君にピッタリすぎる曲なので。
スポット君の絶望パワーをモロに喰らってしまったせいで観ていて心が押し潰されそうになり、ミゲルのひとりでスパイダーマンの業を背負い続ける重圧を感じさらに追い討ちをかけられ、グウェンとマイルスが抱える大切な人へ重大な秘密を打ち明けられない苦しさや葛藤その他諸々の感情が一気に押し寄せてきてキャパオーバーしちゃったよね。
人類が代々語り継いできたストーリーテリングの持つ強大な力に圧倒されてワイの思考回路はショートしました。マジで脳内のメモリ焼け焦げた。
面白い時間が続きすぎて頭がどうにかなりそうよ!!!
映画を観ていて人生初の気絶を体験することができましたありがとうございます🚀🌈
あぁ〜意識があるって素晴らしい!!!
良い人間になれるように頑張ろー
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