シズカ

スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバースのシズカのレビュー・感想・評価

4.5
『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』


 IMAXで鑑賞。前作『スパイダーマン:スパイダーバース』の完成度の高さゆえに、期待値が上がり続け公開まで若干の不安もあるにはあったが、杞憂に終わった。逃走劇が終わってからの展開が、続編任せ感もあったが、十分過ぎるほど楽しめた。また、映画冒頭から終盤までずっと流れる音楽がカッコいい。各スパイダーマンごとにメインテーマがあるらしく、グヴェンのテーマが限界突破していた。

 実写版では見せることのできない配色や演出の数々は、アニメーション作品の良さをしっかり詰め込んだものとなっている。寧ろ、アニメーション映画だと思ってみていたからか、唐突な3次元の彼の登場や名シーンが映し出されてびっくり。ただ、それ以上にパンフレットで、ダニエル・カルーヤが声優やっていたの知って1番驚いた。
 前作が、スパイダーマンへの成長だとしたら、今作はマイルズ・モラレスの成長を描いていたようにも思う。次回作はどうなるのだろう。
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