ハチャメチャ王道のハチャメチャパーソナルな話というスパイダーマン物語を四次元的にグッと広げていて、スパイダーマン映画で観たことない展開ではあるけどものすごくよく知っている話をしている、よかった
何億人もの人が「自分のパーソナルな物語」と大事にできるもの、というそういう不思議さがスパイダーマンの面白いところで、ずっとその話をしているというか。わたしはかなりはっきり自分のクィア性に重ねて観ていた
スパイダーマンのスーパーパワー、「自分ではどうしようもできない、望んで手に入れたわけではないもので、それによって厄介や不幸はあれど良い事というのはあんまりなく、でも祝福してもいいもの」というの、クィアの私が観ると私の物語になる
きっと制作スタッフにもいっぱいいるんだろうな、クィア。