バンバンビガロ

スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバースのバンバンビガロのレビュー・感想・評価

3.0
前後編に分かれた作品であるため作品の主要なテーマについての結論がまだ出ていない状態で単独の評価をするのは難しい。カノン(正典)という概念やスパイダーマンになるべきではなかったと糾弾される主人公などの設定からはヒーロー映画に対してこのキャラクターはこうでなければならないとか○○は黒人にすべきではないなどと声高に主張するようなトキシックなファンダムに冷や水を浴びせるような意図を感じるのだが今の段階では何も言えない。
これまでのところの話運びは非常に鈍重な印象で、所謂アバンタイトルに相当するキャラクター紹介を兼ねたアクションシーンをグウェンとマイルスで繰り返すところなどもスローペースであるのは否めない。
映像的には文句なしに素晴らしく、前作以上に3DCGと手書きアニメーションがシームレスに融合しているのに加えてマルチバースの画風の違いを使い分けるアイデアもさらに多彩になっている。
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