このレビューはネタバレを含みます
前作を初めて観たときも, 画作り, ストーリー, 音楽に衝撃を受けたが, 今作ではその全てがパワーアップしていることにまず驚いた.
鬼滅や新海誠作品等の日本アニメの作画や演出とは(優劣という意味でなく)全くの別次元で, 最初から最後までワンシーンワンシーン釘付けに. 異なるEarthやSpider-man毎に異なる作画テイスト, 目にも止まらぬ速さで展開されるアクションシークエンスの連続, 置いていかれそうになりそうな情報量で進むストーリー.
そして予告にもあった"Being the Spider-man is a sacrifice"という運命に抗うMiles. 他のSpider-manたちが受け入れているように, それがSpider-manのアイデンティティを作り上げていると思うのだが, 今回その運命に抗うというのは, ヴィランたちさえも救おうというNWH以上に挑戦的なテーマ選定だなと. Spotの行動によって偶発的にSpider-manになってしまったというMilesだからこそ, Spider-manの運命を変えられるのだろうか.