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スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバースのコブラのネタバレレビュー・内容・結末

4.5

このレビューはネタバレを含みます

2023.6.30 2回目。
丸の内ピカデリー
ドルビーシネマを堪能。
ムンバッタン•シークエンスの極彩色が映える映える。0.2アゲ。
しかしマジで字幕ここまで疲れんのか、、、。
ドルビーシネマ+吹替が正解だなぁ。ビヨンドはこのセッティングで観る。


2023.6.22初回
取り敢えず棚で埃被ってたトム•デファルコの「スパイダーマン•パーフェクトブック」を引っ張り出して余韻に浸ってる。

前作でも肝抜かれたけど、それをさらに超えてくる映像表現に脳から涎がジャーって噴き出してましたよ多分。

アメコミをアメコミのままアニメーション化する(って言葉にするとアホみたいだが)のが前作の肝とすれば、今作はアメコミどころか、ありとあらゆるアート•デザインが3DCGアニメーションとしてグリグリヌルヌル動いてましてね。

絵画(アート領域)のアニメーション化というアイデアはそれこそフレデリック•バックや高畑勲、ちょっと前にも「ゴッホ最後の手紙」なんかでもやってたし、それ自体には既知感や既視感を持って観てしまったんだけど、驚愕すべきはアイデアの多様さですかね。

ルネサンスからポップアート、果てはジェイミー•リードまでの “デザインの歴史” 達とCGアニメーションとのマッシュアップ。
情報量と色彩の大洪水にとても眼球二つでは追い切れずオデコのチャクラが開きかけた。


運命論的確定事象への抗い。

という壮大な前フリで終わってしまったけどストーリーも個人的に満足度高い。マイルスの話としては次作へのブリッジに過ぎないけど、グエンの物語としてはケチのつけようがない。

ウェブどころか脂と汗くらいしか手から出ないけど、ラストのグエン選抜新バンドメンバーに「頼む!ワシも連れてってくれ!豚よりは役にたつ!」などと泣きながら懇願してました脳内で。

次作はもう傑作確定なので、「イントゥ」と「アクロス」を周回して待つことにする。

スパイダーマンムービーの「2」にハズレ無し
の法則炸裂した感あるわね。



備忘録
ちなみに絵に没入できる日本語吹替版大正解だった。特にグエンの悠木碧がすばらしく、マジでずっと泣いてた。吹替版主題歌はまあアレやが、、、。


追記
スパイダーパンクはハルハラハル子みたいだったし、覚醒したスポットはアンチスパイラルっぽかったね。当然に邦アニメ作の歴史も通ってるよね。
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