ボギーパパ

スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバースのボギーパパのレビュー・感想・評価

3.6
劇場2023-44熊本P

本当はあんまり観る気が無かったのだが、宇多丸師匠がマストだと仰るものですから(^^)
鑑賞!

2018年の第1作以来5年。この5年でまたしても映像技術、アニメーション技術というのはさらに進歩したのだろう。確かにすごい映像!

しかしオープニングから情報量多すぎて目がチカチカ、頭は処理が追いつかない。
グウェンのスパイダーガールはとんがっているけれど、そこはそこ多感なお年頃の不安定さがよく描かれている。
マイルスのスパイダーマンもそうだが、マスクの目の部分の動きや描き方で、その感情がこちらにしっかりと伝わってくるのは素晴らしい!こちらはアニメだが、ガーディアンズのロケットやグルートの表情もやめさ同じなのだ。目は口ほどに物を言う(^^)

また、無数のスパイダーマンたちの描き方も一体ずつ丁寧に描かれている。スタッフの素晴らしさか。

そしてストーリーだが、今回は次回作への繋ぎの回。したがってどうこういう気はないが、どうにもこうにもマルチバースの概念が理解できない。MCUユニバースにおいてもとっ散らかっている様にしか思えないのは、こちらの理解能力の低さなのだろうが、エンタメの世界においてここまで来ると、一度どこかで整理しないと今後の作品まで敬遠してしまいそう、、、
特に今作のスパイダーネットによる講釈は、一度聞いただけでは理解できないよー、、、とほほ。

そして、この複雑な設定でイライラさせられた上に、中盤からの間延びした展開。それによる全体の上映時間の長さ。140分は厳しくないか、、、?

まぁ全ては次回作への展開と思えば今回は我慢するが、スポットにしても、スパイダーマンたちの論理上の危機に関しても、しっかりケリをつけていただきたい。強く要望する。





ラストのアッセンブルには「希望」が見て取れた。バンドは作っちゃえば良いんだねグウェン(^^)頼むよ〜。あの理屈をしっかりと処理して、スッキリと終わらせてほしい。
ボギーパパ

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