このレビューはネタバレを含みます
過酷な運命が待ち受けるスパイダーマンは、マルチバース要素の恩恵を一番受けるヒーローなのでは、とも思ってたけど、今作ではそれが足枷に。
常々スパイダーマンは「大いなる力には、大いなる責任が伴う」ことを知るのに毎回このような悲劇を味わわなければならないのか、と思ってた自分にとって今回のマイルスの運命に立ち向かう決断は、大いに評価したい部分。周囲に馴染めなく板挟みにもなりながら、自らの進む道を見つけたグウェンも頼もしい。
後編にあたる次作へ期待するには十分な出来かと思います。