前作も星5をつけましたがそれも超えての星5とさせていただきます
前作でも凄すぎる映像表現が今作でもうスパイダーバースという名の映像表現手法に昇華したといって差し支えないでしょう
アニメ、コミックブック、漫画、(実写)映画、美術、路上アート、音楽などすべての要素を混ぜてそしてそれがすべてちゃんと機能しているというのはもはや神業の所業といえます
映画という複合芸術が目指している映像表現の一つの最終解答に近いものだと思います
キャラごとに意図して寄せられている絵の表現、そして別バースやバース移動の際に見える別バースでの映像表現、一体あの数秒の映像を作成するために何枚の設定画を作成したのだろうと気の遠くなる気持ちになりましたね
個人的にすごく良かったのはグウェンの親との会話で背景が心象を表現した抽象画になっていたことですね
1カット毎に変化するその抽象画は映画を見ている人にこの表情をしているけど本心はどう思っているのだろうという不安に納得感を与えてくれます
また逆に抽象画とはそういったことを表現するアートなのだとアートに詳しく無い層の入口にもなっています
凄すぎて前回同様に全然言葉に落とし込めませんでしたが本当に最高でした(今回は触れてないけどシナリオの作りも最高にいい)
次回作が本当に楽しみです！！
