ビビットなカラーリングとコミックの世界観を崩さない映像表現は前作と同じく素晴らしかった。
マルチバースの平行世界として実写やLEGO、MCUもSSUもといった手広さがあり面白かった。新たなスパイダーマンが登場する度にワクワクさせられ楽しい。
序盤のグウェンパートには期待感が高まったものの中盤のマイルスパートの間延び感は否めなかった。
同日公開の「ザ・フラッシュ」も同じテーマを題材としているがこちらは運命を変えることを選ぶ。
父親を助けたいと思うことは必然だし、それでこそヒーローである。その結果として助けられなかったとすれば運命として受け入れるべきだろう。
ミゲルの言うことも理解は出来るのだが、マイルスの行動を縛る理由にはならない。
その上で1年後の次作に先延ばしにされたことはもどかしさが残る。