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スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバースの4のネタバレレビュー・内容・結末

5.0

このレビューはネタバレを含みます

感情のアトラクションだった。
今までスパイダーマンはみんなのヒーローなのに、今作は主人公目線で見たらスパイダーマンが敵になる視点。魅せ方が面白いと思った。
全部のシーンで長々書き連ねたいくらい最高。スパイダーウーマンが美術館でヘリを止めてみんなを助ける判断を下すまでに、ドラムの音で緊迫感を伝えるシーンすごく好き。あの一瞬でどれだけ考えたのかを音で伝えて来るの本当に良かった。

グウェンがお父さんと話し合う時に、背景の色が変化する瞬間がもう泣きそうになる。キャラクターの心情と背景を合わせて見るのがすごく楽しい。目線の移動とか色の配置とかめちゃくちゃ考えて作られてあって、絵や映像の勉強をしてる身からすると学べる部分もめちゃくちゃあった。本当に視覚表現に凝りまくってて、アメコミを映像にしたんだなってわかる。影にアミ点かけてあるシーンとか本当に好き、まじでコミックじゃん。

今作の最後ホービーだけが後半のあの空気のあの場で主人公のヒーローで味方なのもいい。本当に大好き。カノンイベで誰も味方になってくれなかったら主人公の心が壊れちゃうよ。
あとグウェンと久しぶりに会えて街を飛び回るシーンもめっちゃよかった。躍動感すごいから3Dとかで見たら楽しそう。

私は映画館に行ったんだよな??って気持ちで帰った。ほんとに感情の振り幅が広くて情緒バグる。
2026年公開の3作目も楽しみにしてます。
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