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スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバースのtetのネタバレレビュー・内容・結末

4.2

このレビューはネタバレを含みます

前作視聴済み。最初字幕で見たけどそこまで楽しめず、2回目吹替で見たら結果最高でした。きっと情報量が多く、字幕と並行して見てると面白さを感じれる余裕がなかったんだと思う。

序盤グウェンの世界で、過去を回想するようなシーンから始まる。前作の回想かなーと思っていたが、今作をラストまで見たら、今作の回想だったことが分かる。
グウェンの境遇も結構可哀想だなーと思い、さらに父親に言い出せないことも可哀想。別バースから来たバルチャーを倒す際に、ミゲルオハラとジェシカドリューと共闘。バルチャーの映像美やばすぎ。このシーンだけでもかなり見応えあった。ジェシカのバイクとミゲルの赤い糸とか爪とかめちゃかっこよかった。一件落着と思いきや父にスパイダーマンであること打ち明けたら、分かってもらえず居場所を無くす。やむなくスパイダーソサエティに参加することに。

一方、進路や親にスパイダーマンであることを打ち明けられずにいるマイルズは謎のヴィランスポットと闘う。追い詰めるも倒せず。そんな中、会えないはずのグウェンに出会う。
グウェンと再会できて嬉しそうなマイルズは見てて嬉しい。キュンとするシーンもあり。しかし、グウェンはどこか秘密があるような素振り。別バースへ旅立ってしまうが、マイルズもついて行ってしまう。スパイダーマンインディアの世界。映像も違っており、これまたきれいだった。もうスパイダーマンインディアカッコ良すぎる。スパイダーパンクもかなり好きだなー。

マイルズがカノンイベントを阻止したことでスパイダーソサエティに召喚される。そこでミゲルと対峙。スパイダーマンの運命には大事な人を失うことが必須であると。今までの実写映像やヴェノムの世界、MCUプラウラーなども映りサプライズあり!確かにどのスパイディも大切な人を失うことから強くなってたけど、それを運命として定義するっていうのはすごく面白い考え方!素晴らしい。しかも、マイルズを噛んだクモは元々アース42のクモであり、マイルズが噛まれなければアース1610のピーターは死なずに済んだと。これはマイルズ結構ショックだろうなーと感情移入。
到底納得できないマイルズは逃げ出すが、全スパイダーマンに追われるという激ヤバ展開。かなり劣勢だが、起点の利いた戦いで切り抜ける。いろんなスパイダーマン見れたし、マイルズのアクションめちゃ見れたし満足。最後ミゲルに追い詰められるが、吸収して放出するマイルズの技でなんとか逃げ切る。

DNAをスキャンして元の世界に戻すゴーホームマシンで自身の世界に戻ろうとするが、なんとアース42に飛ばされてしまう。なにこの脚本。面白すぎなんだけど。展開考えるのががうますぎる。そして、そこにはプラウラーになったマイルズが!次回作がどうなるか見当もつかないけど、面白くなることだけは確定してると思う。めちゃめちゃ楽しみ!

そしてやっぱり今作はグウェンの物語。自分の世界に戻ったグウェンは父と向き合うことができ、父も警察を辞めることに。グウェンを大切にしたいと言ってくれるハッピーエンド。ここは素直に感動したし、序盤の展開とこう繋がってくるだーと感心。
スパイダーパンクが海賊版の次元ジャンプ装置渡すとことかかっこいい!ロックすぎるでしょ。結成されたグウェンのチームにインディアとパンクがいるのが素敵。

個人的にビジュアルが好きだったスカーレットスパイダーにもっと活躍して欲しかったとは思った。
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