おはようございますこんばんは

スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバースのおはようございますこんばんはのレビュー・感想・評価

5.0
最高。コミックとアニメーションの融合が見たことのない世界を体験させてくれる。
音楽のメリハリがあって、思う存分気持ちよく見せてくれる。心理的描写では距離感の遠い音楽でキャラの表情など、画に集中させてくれる。
個性的な色彩が今作もとても良い。陰を使った心理描写が印象的。
絵画のようなタッチの作画もあった。多様な作画によっていつまでも飽きさせない面白さがある。
アニメーションとしての質がとても高く、カメラワークの再現がリアルだった。空中を移動中スパイダーマンを追うカメラがすこし遅れていて、本当に人の手で撮られたかのよう。
音楽のチョイスも良く、絶対プレイリスト聞く。
子としての悩みと親としての悩みを知り、やはりお互いが歩み寄る姿勢が1番大事なのかなと思った。受け入れてくれるか心配な気持ちもあるが、相手を信じて、ありのままの自分を見せなければいけないときもあるのだと気づいた。怖い気持ちに勝たなければ成長はできない。製作者は親視点の人が多いからか、親としての苦悩がより伝わってきたところが印象的。自身は子視点としての悩みに大きく共感できる分、違う視点が見れた気がして新鮮だった。