エイプリル

スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバースのエイプリルのネタバレレビュー・内容・結末

4.2

このレビューはネタバレを含みます

今回も映像表現が終始アーティスティックで、ずっと楽しく観れました。続編ということでこっちもマイルスのキャラクターを理解した上で観れるので世界にもすんなり入り込めました。マイルス、子どもらしい身勝手な振る舞いはしつつも一線越えるとバツが悪そうな顔するの、善人らしさが大変出てていいですよね。
本作、なかなか本筋の話が始まらないんですが、テーマが「親子」であることを考えると日常を丁寧に描いた方が良いので、これはこれで良かったかもと思います。

結局は「マルチバースに存在する全てのスパイダーマン世界はカノン事象によって支持されている」「それを阻止するべきか?」という話になっていくのですが、これかなり悲劇的だと思いました。スパイダーマンは実はあんまり詳しくないんですが、全部追いかけてる人はこれまでずっと警部が出てくるたびに別れを意識しながら鑑賞してたんですか?辛すぎる。
もはやスパイダーマンをもうマーベル時空から解放してやれよみたいな気持ちにすらなりました。次回作はそんな感じになるのかもしれませんが…。

ところで全然前情報入れずに鑑賞しててこれが前編だと知らずに観てたので、いきなり「to be continued」って出てきてめちゃくちゃでっかい声出ました。
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