ILLminoruvsky

スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバースのILLminoruvskyのレビュー・感想・評価

3.8
原題『Spider-Man: Across the Spider-Verse』 (2023)

監督 : ホアキン・ドス・サントス、ケンプ・パワーズ、ジャスティン・K・トンプソン
脚本 : デヴィッド・カラハム、フィル・ロード、クリス・ミラー
音楽 : ダニエル・ペンバートン
声の出演 : シャメイク・ムーア、ヘイリー・スタインフェルド、オスカー・アイザック、他

別次元を行き来できるようになった世界で、自分に課せられた未来を知った主人公が、運命に抗おうとする姿を描く、ピーター・パーカーの遺志を継いだ少年マイルス・モラレスを主人公に新たなスパイダーマンの誕生を描いた、アニメーション界に革命を起こした 2018年のアニメーション映画「スパイダーマン スパイダーバース」の続編。

「スパイダーバース」シリーズ三部作の二作目。

「マルチバース」映画。

アニメーション・映像表現としての実験性・先鋭性が、そのまま面白さ、スリリングさ、エンターテイメント性に直結している、これまでにない斬新な映像表現、とにかく新しいことをしよう!という強い意志に溢れた作品。

また、ストーリーも、俺の人生だから他人に規定されたくない!という、普遍的な青春の苦悩を描いた青春映画でもあり、そこが、世界観設定としっかりリンクしていて、巧いなぁと。

ただ、無数の、異なるタッチ、スタイル、そして、それぞれに異なるアクションの表現密度の濃さ、情報量の多さで鑑賞後、前作以上にクラクラしてまった…
ILLminoruvsky

ILLminoruvsky