滅多に見ないジャンルだけれど、「市議会議員が14人辞職?どういうこと⁉︎」という興味のままに観賞。
嘘みたいな展開に引き込まれる。面白い。観ているうちにイライラを通り越して笑ってしまう。
そして残る無力感。
次々登場する市議という名のタヌキ親父たち。やたらとエラそうに登場し、やがて青菜に塩の体で去っていく。ザマはない。
もし近所にいたら案外気のいいオジサンだろうし、セクハラまがいの失言も周りが苦笑いで甘やかしてるのかも、と想像する。
でも、一生一番関わりたくない人種だ。人を見下した言動、時に恫喝で人を思い通りに動かそうとする連中を、勝手に最も憎むべき“敵”とみなしている私。
演出が入っているから全くのドキュメンタリーではないけれど、本当に腹立たしい事件を軽く見やすくしてくれているのはありがたい。
監督のお二人には、マスコミ界の勇士として、潰されずに健闘し続けていただきたい。