オスマン帝国再興を目指すトルコ（むしろエルドアン大統領個人）がその野望のために邪魔なクルド人居住地域を一掃する光景を、シリア人の俯瞰で描いたと思われる一作。監督がシリア内で政権派なのか反体制派なのか判らないけど、もしかしたら政権派なのかな……。
ともあれ、差別意識が弾圧に、そして武力行使へと繋がっていく行程や、気になる男性を求めて故郷に帰ってきた女性が一兵士へと変わっていく過程が興味深い。むしろ彼女のあり方が祖国を求めて戦うクルド人の象徴なんだろうなァと感じた。
そして何より、驚嘆すべきは精肉店で運転免許をとれるということかも。それって一体どんなカラクリ？（笑）
