「未体験ゾーンの映画たち2020 延長戦」12作目!
IMDbの評価が大変良かったので観ることにしました
「シリア映画」となっていますが、実際は内戦中でごたごたしている国家としてのシリア産ではなく、クルド人自治区のスタジオで制作された「クルド映画」だそうです
国を持たないクルド人を有名にしたのはIS、いわゆる「イスラム国」と対戦したクルド人部隊ではないでしょうか
映画「バハールの涙」のモチーフになったヤズディ教徒もクルド人の一部の方々です
この話も兄をISに殺された女学生が故郷ディヤクバクルに戻るところから始まります
2015年のクルド人武装勢力とトルコ軍の戦いの実話です
…と言われても、ピンとこない自分ですが
全体的にフィクションとは言いがたいドキュメンタリーのような雰囲気です
ド派手な戦闘シーンはありませんが、終始緊張感が漂っています
そんな状況下でも冗談を言い合う普通の青年達が戦闘員なのです
エンタメ性はありません
ですが、争いの事実と戦闘のリアルを伝える記録としてみるべき作品だと思います