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レイン・イン・ブラッドのyutaのレビュー・感想・評価

レイン・イン・ブラッド(2020年製作の映画)
2.0
ヴィニー・ジョーンズさん主演のアクション映画です。
共演している『時計じかけのオレンジ』(1971年)などで有名なマルコム・マクダウェルさんが製作総指揮もしています。

ロンドンのマフィアのボスであるハリス(マルコム・マクダウェルさん)は、マネーロンダリング目的で、古い友人であるアメリカで石油会社を経営するプレストン(ロン・パールマンさん)の元を訪れる。
取引は順調にいったが、プレストンの息子のプレストンJr.(ブランドン・スクレナーさん)が、ハリスの腹心の部下ニーリン(ヴィニー・ジョーンズさん)の恋人を強引に連れ出したうえ犯そうとしたが、失敗し惨殺してしまう。翌朝、彼女の死を知ったニーリンは復讐を決意するのだった。


ストーリー自体は、結構B級な内容でしたが、組織や家族のしがらみと、復讐心の狭間でもがいている登場人物たちの心情がよく描けてしました。兎に角、プレストンJr.がクズ過ぎて、彼女を惨殺されたニーリンに感情移入してしまいました。
しかし、どんなクズな息子でも、父親からしたら大事な家族で、息子を守るために、長年結ばれていた固い友情もいとも簡単に崩れ去ってしまうのも致し方ないかなと感じました。

主演のヴィニー・ジョーンズさんは、元ウェールズ代表でチェルシーFCに所属していたサッカー選手で、引退後に俳優に転身し、『 スナッチ』(2000年)などに出演しています。
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