てれ

星の王子ニューヨークへ行くのてれのレビュー・感想・評価

3.4
王子のエディ・マーフィがカッコよくて可愛い。あんなに恵まれすぎな環境で育ったのにピュアでちょっと変わり者なのが良いキャラしてる。全体的にコメディでクスッと笑えるし、特に王子が罵倒語とは知らずに「F**k you~!!!!」と雄叫びあげるシーンは爆笑。

ほぼキャストが黒人俳優だからなのか、アメリカ黒人特有のネタが出てきて面白い。例えば床屋のお喋りおっちゃん達がボクサーについて話してるシーンで、モハメド・アリの本名がカシアス・クレイなの初めて知った。あとキング牧師に会ったことあるんだぞ~!と自慢気に話してたり、アフリカから来たアキームをクンタ・キンテって呼んだり(ルーツというアメリカ黒人奴隷を題材にしたテレビドラマの主人公の名前)
私は中学生時代にMJファンでブラックカルチャー全体への憧れも抱いていたので、こういうネタが分かって嬉しかった。しかも監督がジョン・ランディスでスリラーやブラックオアホワイトのMV手掛けてた人だしね。

エディ・マーフィとアーセニオ・ホールが1人4役やってたのが分かってびっくり。あの白人のおじいちゃんがエディなんて絶対気づかないよ…アーセニオ・ホールの女装はなかなか様になってるよw

あとオープニングクレジットにサミュエル・L・ジャクソンの名前あっていつ出てくるのかと思ってたらまさかのあのシーンww 大物俳優に何やらせてんだよってなったけど、この頃はまだブレイク前だったらしい。なにそれ貴重。
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