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エノーラ・ホームズの事件簿のYのレビュー・感想・評価

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ミリーちゃん、エル役の時と打って変わって
お転婆で感情豊かなエノーラ役。
かわいい!!

お利口な女の子ほど
生きづらいよね。

ヘンリー・カヴィルが思ってたより
見せ場少なかったけれど、
続編作れたら、ワトソンやモリアーティの
描写も出てくるのかな?

ベネさんかRDJか、どちらかといえば
RDJ版に近いPOPな雰囲気。

この作品でのマナーや女性らしさや服装は
「社会で存在感を消す」象徴として
扱われていたのが面白かった。

華やかなドレスやヘアスタイルが、
若い女性であるエノーラにとって
憧れではなかったし、
抑圧の象徴としてむしろ自分を社会から
浮かないようにするために
仕方なしに着用するシーン。
「このおかげで私は思いもよらない姿に
変身できる。『淑女』に!」
とおどけながら身支度する。

エノーラのママは、
マイクロフトやシャーロックと
同じように教育のチャンスを与えるだけでは
女の子は生きにくいことを
知っていたんだろうと思う。
身の守り方、切り抜け方、考え方。
世間が教える女性への教育だけでは
女性は搾取されるだけだから。
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