すみれmovie

エノーラ・ホームズの事件簿のすみれmovieのネタバレレビュー・内容・結末

3.0

このレビューはネタバレを含みます

シャーロック・ホームズの妹(なおコナン・ドイルのほうの公式小説には出ていない架空の存在)が主人公の話。

正直、かなり好き嫌いに分かれる作品だと思う。

エノーラが画面に向かって話しかける手法、意外と悪くないなとは思った……ものの、シリアスな場面などでアレをやられると突然現実に引き戻されたような気がして、熱が冷めてしまった。
コメディーとシリアスの使い分けがやや下手だったかなと。

女性の参政権。
(確か)シャーロック・ホームズが活躍していたのが19世紀末あたりという設定だったような気がするから、1918年に女性の参政権(30歳以上)が認められたイギリスでは、なかなかリアルな話だったんじゃないかと思う。

とはいえ、
母親の行動にはいくつか謎が残るというか、納得できない部分もあるけど。

エノーラも頭脳明晰な才女という役柄は、まあ良かった。
でも、それにしては結構行き当たりばったりな行動が多く、その設定を十分に活かせていなかったような気がする。頭が良いというか、母親の言葉と鋭い勘でどうにかしているという印象になってしまったかな。

16歳なのに未亡人(の振り)は無理があるだろ〜!と思わずツッコミ。

あとは、ルイス・パートリッジが美しい。貴族らしい上品さがあって◎。
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