たかし

エノーラ・ホームズの事件簿のたかしのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

[感想]
テンポの良さは見やすい。イギリスってシャーロックホームズをこするよねぇ。新しいシリーズの始まりであり、今回は紹介に時間を多く割いてある。
あらすじは①行方不明の母探し、②テュークスベリー侯爵の命狙う事件。
ホームズの変人さは抑えられ、代わりに妹がその役を担う。主人公がカメラ目線でしゃべりかけてくるスタイル。母の教えで出来上がった娘。エノーラと侯爵の間に恋愛心が生まれる(2人で危険に晒されたことによる常套手段?)。


[ストーリー]
父は死に、兄2人は家を出てから
エノーラを育ててくれた母ユードリアが16歳誕生日に突如家から姿を消した。

兄2人の帰省。エノーラを強制的に寄宿学校に入れようとする長兄マイクロフトから逃亡。母探しの道中に、家出したテュークスベリー侯爵を匿ったことで共に命を狙われる。着いたロンドンで別々に。

母捜索を再開。ワードゲームが好きな母に向けて新聞広告を掲載。柔術教室(母が開いていた密会メンバーと再会)、火薬庫(女性参政権を訴えるビラ発見)。侯爵の命狙う男に襲われるエノーラ。

シャーロックもまた母の行方を探すが、先々ですでに妹のエノーラが姿を現していた(後塵を拝す)。

侯爵は命を狙われ、エノーラは報償金出された捜し人。
侯爵を庇って、マイクロフトから指令を受けたレストレード刑事に捕まり家に連れ戻された。厳格なハリソン先生の花嫁学校に入らされる。
学校にシャーロックが面会に来た。事件解決には己がエサになるけとも必要だと説く。
侯爵が学校からエノーラを助け出す。

【事件の真相】
黒幕はおじ?。侯爵が死ぬと財産は叔父に受け継がれる。
→祖母がテュークスベリーを撃つ。貴族院に今回の改正法案反対派(おじ)を送り込む作戦で実の息子まで殺すも、孫は助かる(盾を仕込んでた)。
※政争はすべての男に投票権を認めるか否か。テュークスベリーの1票で賛成が勝る結果に。

シャーロックはレストレードに祖母の逮捕を薦めるも、先に事件を解決したのはエノーラ。
後見人はマイクロフトからシャーロックに代わった。久しぶりの母との一時再会…娘の未来のための行動(今回の政争関連)。危険に晒したくなかったために単独行動していた。
たかし

たかし