記録。
調子に乗りすぎた対価。
YouTuber的な動画配信者を主人公に据えた点は特徴的であるものの、大部分はありがちなデスゲーム系Bムービー。
SNS時代とも呼ばれる現代、「普通」の民衆が自らをコンテンツとして発信することも珍しいことではなくなった昨今において、このような作品を国内に供給する目敏さは流石アルバトロス。
惨劇の舞台は招待を受けてやってきたロシアの元監獄。単なるゲームであったはずなのに…ま、よくあるやつですよ。
異国の地で陰惨な狂気を浴びせられるという点で『ホステル』等を想起させる事が無くも無いが、まるで緊張感の無いトラップの数々、遠目だったり何かに隠れてたりでハッキリ見えない残虐演出は、この手の映画にしてはエラく退屈。
ただし…
あのオチを考えると、まぁそれなりに考えての演出だったんだろうなと思ったり。個人的には別になんて事は無い、そんな事だろうな系のオチではありましたが。
それよりも、大の大人であるハズの登場人物たちが度を越したアレを軽いノリで実行しちゃう幼稚さに別の意味でゾッとしちゃった。
ステレオタイプなそっち系人種を想定すると遠からずなリアリティを感じるのも確かなんだが…って、あれ、この映画意外とそういうメッセージ性あったり？
