鬱紙魚

劇場版ポケットモンスター アドバンスジェネレーション ポケモンレンジャーと蒼海(うみ)の王子マナフィの鬱紙魚のネタバレレビュー・内容・結末

4.3

このレビューはネタバレを含みます

終始サトシが格好良かった。
浅海から深海まで息づく海のポケモン達が活き活きと描写されていて良かった。
ハルカに甘える可愛いマナフィは赤子のようだが、実態は「蒼海の王子」であり、カイオーガすらも従えて多様な海洋のポケモンを統べる神秘的な力を秘めていた。その力は、自然の厳しさ(ハルカのバンダナが無慈悲に海中に飲み込まれ、ポケモン達に蹂躙される)を描くことによってより際立っていた(その自然すら制御してしまう力として)。

ぺラップも良い味を出していた。
ポケモンと古代の海底遺跡はロマンの塊だった。聖域のような場所で封印が解かれていく様子に心惹かれた。

AG編の映画はマサトとジラーチの別れに始まり、ハルカとマナフィの別れに終わった…というのも綺麗だったと思う。
鬱紙魚

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