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十二単衣を着た悪魔のakのレビュー・感想・評価

十二単衣を着た悪魔(2020年製作の映画)
1.0

原作未読。
タイムリープする時代が「平安時代」という、ありそうでなかった設定に惹かれて。行くまでの過程や、知っているようで知らない平安時代のあれこれの知識を得るまでの描写は、良い意味で現代っぽくて良いと思っていたんですが、行った途端に、ひたすらに歴史上あった事柄をなぞるだけになってしまい、抑揚がなく長く感じてしまいました。

折角主人公が、成り行き上とはいえ陰陽師となったのに、それっぽいことは何もしないし、周りも特に試すことなどもせず、ふわっと受け入れて、あとは知らない間に周りで人間関係(主に男女)に展開があり、それに少し関わったりしたりしなかったり。

設定と導入がスムーズだったので、勿体ないなぁと感じました。あと、行って帰ってきた主人公の心構えが、変わるきっかけが特に感じられず、平安時代の人々との関係性の描写がもっと欲しかったです。
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