ペコリンゴ

バッド・チェイサーのペコリンゴのレビュー・感想・評価

バッド・チェイサー(2015年製作の映画)
2.2
記録。
果てなき試練の砂漠。

傑作『ベイビー・ドライバー』のスタッフが参加との売り文句だが、体感的な面白さではアチラの半分にも満たない残念スリラー。

ヒロインはある障害を抱えた女の子。
それは広場恐怖症。閉所恐怖症は知ってたけど、これは知らなかった。どうやら実際にある精神障害らしい。

そんなハンデを持つヒロイン、ヘイゼルを乗せて療養施設に向かう車。だが道中の砂漠で2人組の輩どもに襲撃され次々に同乗者が殺されてしまう。一目につかないよう荷室の箱の中にいたヘイゼルは無傷であったが、生き残った母親は負傷して早急な手当をしないと命が危ない。ヘイゼルは助けを求めて、広大な砂漠を1人歩き出す…。

長い。90分なのにやたらと長い。
間延びしかしてないストーリー、行動原理がよく分からないキャラクターたちには辟易。邦題の割に追いかけられてる感は殆ど無いし、ヒロインの広場恐怖症設定が若干出オチ気味。

良かった点は主演のベラ・ソーンが可愛いってことくらいでしょうか。フランク・グリロはもう少し仕事を選んだ方が良さそう。

ちなみに、本作は本国での公開が2015年で、2020年に国内DVDスルーを果たした作品。この時点で避けておくべき地雷でした。5年も放っておかれるってのはつまりそういう事なんでしょう。

お好きな方、ゴメンなさい。。